令和5年9月の鴻巣市議会定例会が、9月21日に開催され、様々な議題と選挙の件が取り上げられた。
特に注目を集めたのは、鴻巣市選挙管理委員会の委員及び補充員の選挙だ。議長の潮田幸子議員は、選挙方法として指名推選を提案し、異議がなかったため、岩﨑信太郎氏、田中朋子氏、藤井貴氏、石井和則氏が選挙管理委員会委員に指名された。
その後、5件の議案についての委員長報告が行われ、特に議案第74号、令和5年度鴻巣市一般会計補正予算が市長及び財務部長から詳細に説明され、予算案は可決された。また、各自の業務について質疑が交わされ、市民からの要望に基づく施策が数多く示された。
今回の補正予算には、景気回復を見越した施策や物価対策が含まれており、特にエネルギー及び食料品の価格高騰に関する支援施策が実施される予定である。これにより、市が実施する給食費無償化や水道料金減免など、地域の声を反映し、市民生活の安定に寄与することを目指している。
さらには、議員提出議案として核兵器禁止条約に関する意見書と、水道料金引き上げに関する意見書が提出され、それぞれ議論が行われた。賛成者からは人権意識の高さが評価された一方、反対意見もあり、それぞれの立場からの意見が飛び交った。
全体を通し、議会は市民の生活、環境への配慮を強く表明し、持続可能な開発と市民へのサービスを強化する方針を示しているようである。今後の市政運営においても、不断の努力が求められるだろう。