令和3年5月14日、鴻巣市議会の臨時会が開催され、様々な重要議題が協議された。
議長辞職や新議長、副議長の選挙が行われたことが特に注目を集めた。特に、金子雄一氏が議長辞職を申し出た際には多くの議員から感謝の意が示された。
原口和久市長は、令和3年度からの新型コロナウイルスワクチン接種に関する議案を説明し、接種の円滑な実施を目指す方針を強調した。新型コロナウイルスの影響を考慮し、会議ではマスク着用や空気清浄機の使用が義務付けられるなど、感染対策が徹底される見込みだ。
議案第56号では、鴻巣市固定資産評価員の選任が承認され、新たに染谷秀幸財務部参事が就任することが決定した。また、議案第57号及び第58号では、税条例の一部改正が議論され、住宅ローン控除の期間延長や固定資産税の負担調整措置について説明があった。これに対し、竹田悦子議員は市民への影響について質問し、山﨑勝利財務部長が詳細を説明した。
議案第59号では、一般会計の補正予算が提案され、特に高齢者のワクチン接種のための予約センター設置に必要な経費が計上された。健康福祉部長は、予約センターの情報発信の強化や、余剰ワクチンの有効利用についても言及し、市民からの疑問や不安に対する適切な対応が求められる。
このように、鴻巣市議会の臨時会は新たな議長のもと、引き続き市民福祉の向上を目的とした多くの議論が展開されている。特に、新型コロナウイルスの影響が続く中での市の施策が注目され、市民への周知や透明性の確保が今後の課題とされる。議会の運営は引き続き、情報発信の強化に努め、地域住民に寄り添った姿勢を維持することが求められている。