令和元年12月鴻巣市議会定例会が始まり、初日の議事が行われた。議長の金子雄一氏が開会を宣告し、議案の審議が行われる中、数々の行政報告や議事の内容が確認された。
まず、橋本稔議会運営委員長が、12月定例会の会期を11月29日から12月18日の20日間と決定したことを報告した。議長は、この報告を受けて異議がないことを確認し、会期が正式に決定された。
続いて、議長が日程第3として諸般の報告を行い、本定例会における市長や関係者の出席が確認されたほか、会派異動届や議会運営委員会の委員辞任願が提出されたことも報告された。特に、議会運営委員会の新メンバーとして、川崎葉子議員が選ばれたことが注目された。
また、原光本副市長による行政報告では、地域活性化や防犯対策、施策の進捗状況について詳細な説明があった。特に、犯罪発生状況の減少が報告され、地域の安全が着実に向上している様子が伺えた。
さらに、頓所澄江文教福祉常任委員長が、行政視察研修についての報告を行った。大阪府池田市、堺市、岐阜市の視察を通じて、高齢者の支援事業やダブルケア(子育てと介護)の支援策の重要性が強調された。また、プログラミング教育の必要性についても触れられ、教育現場への新しい取り組みが求められる状況があることが述べられた。
これらの報告を受け、議長は続く日程に進むことを確認し、皆の意見を聞く姿勢を示した。次回の本会議は12月4日に開かれ、さらなる議論が期待される。
この定例会では、合計22件の議案が上程されており、今後これらの内容についても具体的な協議が行われる予定である。このように、市議会においては多岐にわたる課題が共有され、解決に向けた取り組みが進められている。市民との協働を大切にしながら、引き続き市政は進展することが望まれている。