令和3年9月21日、鴻巣市議会定例会において、コロナ対策を中心に各議員が質問を行った。
小泉晋史議員は、環境経済行政をテーマに市の観光振興施策について質問し、具体的な施策の実施を求めた。また、コロナ禍での観光の重要性を強調し、マイクロツーリズムの促進を提言したのである。市の職員も参加し、観光消費を喚起するためのイベント開催や観光PRの必要性を確認した。
続いて、こども未来行政に関連して、阿部愼也議員は病児保育やショートステイ事業について言及した。特に、急な用事に対応できる体制の整備や、現状の利用状況に対する分析が求められた。この質問に対して市民生活部副部長は、運用状況や今後の対応に努める方向であると答えた。
また、全体的なコロナの影響を考慮し、新型コロナウイルスに関する健康福祉部長が、ワクチン接種の現状について具体的に述べた。12歳から29歳を対象にした接種が開始される中で、希望者全員が11月中に接種完了できる見通しを示した。この他、会議では全体の医療体制や自宅療養者に対する支援についても説明がされ、地域との連携を図る重要性が再確認されている。
新たなごみ処理施設についても議論が行われ、環境経済部長は、合意が成立した内容を基に今後の進捗状況を共有した。ごみ処理に関する透明性と市民参加への配慮が重要視されており、長期的な市民との対話の場の設定も提案された。
全ての発言において、議員たちは市民の福祉や暮らしを守るための具体的な施策を求め、行政側もそれに応じた内容の答弁を行った。今後も市政において議員と執行部が協調し市民サービスを向上させるための取り組みが期待される。