川島町の水道事業は、最近の気象変動により厳しい状況に直面しています。町長の飯島和夫氏は、予測を超える水害や災害に対して、住民の安全を守ることが最優先であると強調しました。特に、近年の大雨や洪水による被害が多発し、水道事業にも少なからず影響を及ぼしているため、その対応策が求められています。
今後の水道事業においては、老朽化した水道管の耐震化や布設替えを計画的に進めることが重要とされており、特に指定避難所への配水管の耐震化は優先されて行われる予定です。この取り組みは、施設の強靭化を図る重要な一環であり、全体の耐震化完了を令和9年度を目標に進めることが示されています。
また、水道料金の適正化も急務とされており、町長は料金値上げの必要性を認識しています。現在の水道料金は、埼玉県内でも特に低く設定されていますが、今後の計画においては徐々に料金改定をすることがやむを得ない状況です。より安全な水を供給するためには、料金の見直しが避けられないとのことです。
さらに、商工会に対して950万円の補助金を交付する一方、その活用状況についての不安の声も指摘されました。商工会の活動を通じた地域の商工業の振興や、経営資源の拡充が重要であるとの認識も有り、そのためにはさらなる具体的な提案や体制の構築も求められています。町は、商工会と連携し、地域商工業者の支援に努めることを約束しています。