令和元年第3回川島町議会定例会が6月14日に開かれた。
出席議員は14名で、さまざまな重要な議題が協議された。
特に注目されたのは、町政一般質問での加藤進議員の質問である。
彼は、公共交通機関としての路線バスの拡充と新たな交通手段の必要性を強調した。
現在、川越駅と東松山駅間の利用者数が減少しており、運行本数の減少が課題となっている。
加藤議員は、役場から若葉駅までの新規路線の利用実績や、さらに高坂駅までの新設計画について質問した。
飯島和夫町長は、路線バスの充実を最重要課題と認識していると述べ、利用者数が伸び悩んでいることに触れた。また、地域の方々と協力しながら、事業者との連携を進める方針を示した。
具体的には、元気なバス需要創出モデル事業を通じて、路線の再編や増便を進める計画であるという。
さらに、加藤議員は、市街化調整区域での定住促進についても質問した。地域コミュニティの維持が難しくなっている中で、若い世代の転入者を増やす施策が必要であると訴えた。町長は、都市計画法を活用した定住促進を進める方針を示し、区域指定の手続きを進める予定であると語った。
最後に、加藤議員は通学バスの運用拡大についても質問した。
新たに開校した小学校の通学距離に関する必須の見直しが求められている中で、スクールバスの対象区域をどう拡大していくかが重要であると強調した。
教育長は、国の基準に則った運用を継続する考えを伝え、保護者の意見を聞いていく方針を強調した。
このように、議会では多岐にわたる教育や交通政策について活発な議論がなされ、今後の町政運営への影響が期待される。