令和元年9月13日、川島町議会定例会が開催された。
町政一般質問では、福祉総合相談窓口の設置からの半年間の相談実績を田中翔子氏が問いると、飯島和夫町長は381件の相談を受けたことを報告した。うち264件は高齢者福祉に関する相談であった。
また、特殊詐欺に関する質問では、稲村美代子議員が埼玉県内での被害状況を指摘し、最も危険な地域として警報が発表された場合の対応を求めた。飯島町長は、警察との連携を強化し、町民への注意喚起が重要であると強調した。
スポーツ振興に関する議論も行われ、道祖土証議員が地域スポーツクラブの今後のスケジュールについて質問。町として、健康増進のためにも総合型地域スポーツクラブ設立に向けて活動を進める考えを示した。
また、質問の中で小・中学校のプールに関する意見もあり、年間維持費が近隣サッカー場での改修コストに影響を及ぼすとの懸念が表明された。維持管理に費用がかかるが、プールの利用を地域の教育活動に生かすことの重要性も指摘され、地域全体の健康促進に寄与することが議論された。
総務課長は、現在行われている草取りや水路管理について、高齢化による人手不足の懸念を共有しつつ、有効な制度活用の必要性についても言及した。また、次亜塩素酸による水質管理や浸水防止に向けた取り組みの継続も重要視されている。
町長は、特に水害リスクの高い地域においては、より積極的な避難対策が必要であると述べ、今後のハザードマップの整備などについても引き続き進捗状況を注視していく必要があると述べた。