令和4年5月11日に開催された第2回川島町議会臨時会において、4件の議案が慎重に審議され、全て原案通り可決された。
議案の中でも特に注目を集めたのは、川島町税条例の一部を改正する条例についての専決処分の承認である。飯島和夫町長は、この改正により省エネ政策や家庭内のCO2削減に寄与する意義を強調した。議案第20号に対し、粕谷克己議員が質問を行い、「今回の改正は省エネ政策に期待される重要な法案である」と述べた。さらに、改正後の制度の周知方法についても意見が交わされた。
続いて、川島町国民健康保険税条例の一部を改正する議案第21号に関しては、渋谷幸司議員が質疑を行った。この改正は国保財政の健全化を目指すものであり、現在の財政状況においては、基金残高が3億5,288万7,597円に達していると報告があった。また、渋谷議員は町民の負担増が心配される状況について懸念を示し、町の財政に圧迫がないよう注視する必要があるとの意見が出た。この改正案も最終的に原案通り可決された。
工事請負契約に関する議案としては、議案第22号の「川島町立伊草小学校トイレ改修工事」と議案第23号の「川島町学校給食センターボイラー更新および災害用バルク設置工事」が上程された。特にトイレ改修工事については、夏休み期間中に工事を行うことが予定されているようであり、鈴木克久教育総務課長が工期の概略を説明した。この工事に関しては、事務局からも注意深い進行管理が求められるものであるかもしれない。
また、災害用バルクに関しては、災害時にも使用可能な設計が施されることが話し合われ、教育総務課長は防災対応の観点でも十分な配慮がなされていると述べた。議会は今後も町民への対策や支援策の充実を図ることが求められる。飯島町長は、全ての案件が可決されたことに感謝を述べ、町の今後の発展に向けた活動の重要性を強調した。