令和3年6月9日、川島町議会は第3回定例会を開会した。
初めに、小峯松治議長が出席議員数14名を告げ、会議を開く。
議事日程が報告され、各議題について審議が進められた。特に注目されるのは、新型コロナウイルス感染症対策に関する行政報告である。
飯島和夫町長は、ワクチン接種の進捗状況を説明した。「現在、65歳以上の方へのワクチン接種が進んでいます。予約率は約80%で、接種は週5日、最大420人を目標としています」と述べた。また、ワクチン接種券は順次発送されており、「7月までには全ての高齢者を終える見込みです」と強調した。
議会内では、地域商社設立についても議論が交わされた。この地域商社は、地域経済の活性化を目指し、地元産品のブランディングや販路開拓をサポートするものである。飯島町長は、「地域に眠る資源を掘り起こし、地域経営を変革させる事業として進めてまいります」「地域商社の設立は今後の町づくりにも影響を与える重要な取り組み」と具体的に語った。
さらに、デジタル化の推進についても言及された。DX推進室を設置し、デジタル人材派遣制度を利用して業務の効率化を図る方針が示され、町民の利便性向上を目指していくとのことだ。これに関して、町長は「デジタル化は、今後の町の発展に不可欠ですと述べ、住民サービス向上にも取り組む意向を示した。