令和元年9月4日、川島町議会は定例会を開催し、様々な議題について議論が行われた。
開会の宣告を受け、議長の爲水順二氏が出席議員数を確認し、会議が開始された。議事日程は公表されており、会議録署名議員の指名、会期の決定、行政報告などが議題に上がった。
この日、特に注目されたのは「令和元年度川島町一般会計補正予算」に関する報告だった。特に補正予算第3号及び第4号では、歳入歳出がそれぞれ787万8,000円と3,055万5,000円が追加されることが可決された。これにより、町の財政運営に影響を与える可能性があるとされる。
飯島和夫町長の行政報告では、川島町の現在の状況が説明された。特に重点を置かれていたのは「いちじく」の生育状況報告で、今年度の出荷量は昨年と同程度になる見込みが示された。また、消費税引き上げによる影響を抑えるための施策が検討中であることが言及された。
さらに、特定の議案に対して活発な質疑応答が行われ、小峯松治議員からは公民館用地の購入についてや、健全化判断比率に関する質問があり、詳細な説明が求められた。質問に対しては、行政側から丁寧に回付費用の内容および財源の確保方法について説明された。
また、議案第32号「川島町印鑑条例の一部を改正する条例」については、旧姓名の印鑑登録が認められることが新たに加わる説明がされた。この改正により、結婚後に名字が変わった方でも旧姓を併記した印鑑登録が可能となる。
議論の中でも特に意見が飛び交ったのが「川島町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例」である。道祖土証議員は、給与規程が職員に与える影響や、フルタイムとパートタイムの職員の平等性について質問し、課題が浮き彫りになった。
この日の議会では、最後まで活発な議論が展開され、町の政策決定や施策に向けて重要な決定がなされることとなり、次回の会合での進捗が期待されている。