令和5年3月、川島町議会の定例会が開催された。
議題には、今年度の水道事業や下水道事業の予算配分など、重要な内容が含まれている。
特に注目を集めたのは、川島町水道事業の将来的な災害対策についてである。
渋谷幸司議員は、浸水対策の重要性を強調し、具体的な施策について質問した。
上下水道課長の石川和貴氏は、浄水場のアクセスを確保するための対策として、耐水性のある機材を導入する旨を述べた。
また、渋谷議員は水道使用料の現状についても言及し、月間使用量が10立方メートルに満たない家庭の把握を求めた。
石川課長は、これに対して約23%のお宅が基本水量内に収まっていると答えた。
さらに、藤間隆政策推進課長は、広報で公表された水道料金の安さについて説明。川島町の水道料金は県内2番目に安く、20立方メートルあたりの料金も7番目の安さとされている。
この背景には、各市町での基本水量設定の差もあることを指摘した。
次に、下水道事業の議案についても説明がなされ、柴田一典議員から未接続の住宅数について問われた。
上下水道課長は、未接続の理由が主に経済的なものであると説明し、町が毎年接続を推進していることを明らかにした。
また、町のインフラ整備における優先度の高い課題として、災害に対する耐久性を高めることが挙げられた。
他にも、町道の廃止や認定を含む道路関連の議題が審議され、個人情報保護に関する新たな条例も採決された。
この議会では、これからも住民生活を支える基盤整備が不可欠であるとの認識が強調され、各議員からの意見が活発に交わされた。