川島町のごみ処理の現状と今後の方針が、議会での質疑を通じて明らかになった。特に、町のごみ処理施設は老朽化が進み、具体的な課題が浮き彫りになった。
長年稼働しているこの施設は、さまざまな部分で腐食が進行中で、特に灰出しコンベアの状態が懸念されている。
具体的には電機計装設備やバグフィルターの交換、建物の屋根の劣化など、多岐にわたり修繕が必要とのことだ。特に20年先を見据えた延命策には、約20億円から30億円の費用が見込まれ、これは単体での実現が難しいことが伺える。
焼却炉の能力は40トンで、実際の稼働は1日約30トンと、現在の環境を踏まえた課題が多い中、桶川市からの受入れ量も限界に達し、この状況が長期化すれば、さらなる対策が必要とされるだろう。
今後は、町内の広域化を考慮し、近隣市町との連携を強化して、効率的なごみ処理のルートを模索していく必要性が指摘されている。したがって、他市町と協議の場を設けることが喫緊の課題だ。
また、洪水対策についても、特に内水・外水対策での国・県への要望が行われ、入間川流域の治水対策プロジェクトが進行中である。特に、地元の流域河川における樹木伐採や河道掘削の重要性が再認識され、これを早急に進める必要があると考えられた。
具体的には、河道の流下能力向上を目指した木の伐採が必要であり、災害の教訓を元に、川の流れをスムーズに保つための対策が重要視されている。これを怠ると、小さな洪水が大きな災害につながってしまう可能性があるため、早急な実施が求められそうだ。
町や周辺市町村での協力体制が求められる中、町長はあらためて、近隣市町との連携強化が必要だと強調した。今後の進展に期待がかかる状況となっている。