令和3年第4回川島町議会の定例会が9月3日に開かれ、令和2年度の各種決算認定が審議された。この会議では、川島町一般会計をはじめ、国民健康保険、学校給食費、介護保険、後期高齢者医療などの特別会計の歳入歳出決算が議題となり、監査委員からの意見報告も行われた。
特に目を引いたのは、一般会計における歳入が99億2452万円、歳出が91億8009万円で、実質収支は6億108万円の黒字となったことだ。この実績について、島村会計管理者は、"予算現額に対する歳入の収入率は99.6%、歳出の執行額は92.2%と、予算が適切に執行されたことを示している"と述べた。
次に、国民健康保険特別会計については、歳入が25億515万円、歳出が23億7143万円で、形式収支は1億3371万円の黒字であることが明らかになった。こちらも、収入及び支出の事務が適正に処理されたと監査委員から評価された。
また、川島町の水道事業会計は、令和2年度において、純損失を530万円計上しており、今後の経営改善を求める声も上がっている。高橋拓也財務部長は、"経営戦略を見直し、さらなる費用抑制を図っていく必要がある"と強調した。
さらに、議案第58号及び第59号の下水道事業会計についても、一般会計同様の経営戦略見直しが求められ、特に新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う影響が指摘された。