令和2年第4回川島町議会臨時会が、7月29日に開催された。
本臨時会においては、令和2年度川島町一般会計補正予算(第3号)が主要な議案として上程され、補正予算は原案通り可決された。今回の補正予算には新型コロナウイルス対策や子どもたちの学習支援、地域経済の支援に関する施策が盛り込まれていると、飯島和夫町長が挨拶で述べた。
特に、一般会計補正予算には、1億3,330万円が追加され、総額は94億2,153万4,000円となる。新型コロナウイルスの影響を受けた保育園や放課後児童クラブへの物品購入、一時的に避難所として機能する町民体育館の空調設備工事費が計上される。
また、教育分野においては、GIGAスクール構想の一環として、タブレット端末の購入や学習指導員の配置なども行う予定だと飯島町長は明言した。これにより、町内の小中学校においてデジタル教育の環境が整備される。
さらに、生活支援施策の強化として、中小企業への緊急支援も行う。町の商工業者に対しては、最大で30万円の支援金を提供予定で、これに関する情報は商工会の会報や町の広報を通じて周知される。飯島町長は、商工業者が新しい生活様式に適用できるような支援も検討していると伝えた。
質疑応答においても活発な議論が行われ、特に教育環境への支援と商業施策についての質問が多く挙がった。矢内秀憲議員は、タブレット端末購入の助成や教育現場でのサポートについて質し、青木農政産業課長と石川教育総務課長が詳細な説明を行った。このように、議員たちは、各施策について精力的に質疑を重ね、行政の対応力を高めるよう知らしめた。
最後に、飯島町長は「感染症の影響に対応するため、町全体で対応を進めていく必要がある」と強調し、安全で安心な町づくりに向けた意気込みを示した。議会は一丸となってこの難局を乗り越えることを決意し、閉会となった。