令和4年11月10日、川島町で議会臨時会が開催された。議案第48号に基づき、令和4年度一般会計補正予算が上程された。町長の飯島和夫氏は、予算案を通じて町民への支援を強調した。
議案には、国からの電力・ガス・食料品等の価格高騰に対する緊急支援金を基にした給付金が盛り込まれた。補正予算は、歳入歳出それぞれ1億2,784万1,000円を追加し、総額79億4,670万6,000円とするものだ。飯島町長は、これに対する早期の承認を求めた。
出席した12名の議員は、議案の審議に入る前に町長の挨拶を受けた。飯島町長は「町制施行50周年記念式典が盛況裡に行われたことに感謝する」と述べ、その後、補正予算の意義を説明した。特に新たに設けられた地方創生臨時交付金を活用し、給付対象から外れた世帯への独自支援を行う考えを示した。
「新型コロナウイルスの影響、物価高、円安が家計を圧迫している」と町長は強調。さらには、「皆様の最も身近な基礎自治体として、早期に施策を届けたい」との姿勢を示した。
この補正予算案には、川島町独自の施策として高校生への電子マネーの配布や、歳末助け合い事業の実施も盛り込まれており、町民に寄り添った支援が期待される。矢内秀憲議員は、公平性を重視した予算案に賛同し、具体的な支援内容について質問した。これに対し、政策推進課長の藤間隆氏は、かわじま元気クーポンの配布対象や申請手続きを確認した。また、健康福祉課長の石川勉氏は、支給方法や対象者数について具体的な説明を行った。
最終的に、議案第48号は全会一致で可決された。飯島町長は議員に感謝の意を伝え、今後も施策を迅速に展開する方針を再確認した。臨時会は午前10時23分に閉会した。