令和5年3月2日、川島町議会は第1回定例会を開催し、議案の審議が行われた。会議では、令和5年度川島町一般会計予算案、国民健康保険特別会計予算案、介護保険特別会計予算案、そして後期高齢者医療特別会計予算案が中心に議論された。
まず、令和5年度一般会計予算について、飯島和夫町長は、地域社会の活性化と住民生活の向上を目指した施策を強調した。特に、加藤進議員は、「住民目線での予算組み」が必要と訴え、町民生活の実態に基づいた予算の必要性を訴えた。
また、矢内秀憲議員からは、健康福祉課の取り組みを踏まえた予算に関して質疑が行われた。特に「重層的支援体制整備事業」に関して、今後どのように町民に利便性をもたらすのか、具体的な運用方法についても問われた。健康福祉課長は、複数の福祉分野を連携して支援する姿勢を示し、地域に密着したサービス提供を強化すると述べた。
さらに、国民健康保険特別会計予算では、医療費の抑制と保険料の引き上げを避ける努力が求められた。石川健康福祉課長は、「医療機関との連携を強化し、無駄な診療を避ける努力を続ける」との見解を示した。
次に、認知症や高齢者支援についても重要な議題とされ、道祖土証議員は、認知症高齢者の家族支援事業や医療支援について、具体的な施策案を求めた。必要な情報や資源を的確に届ける施策の重要性が確認された。
最後に、後期高齢者医療特別会計予算に関しても、柴田一典議員から「世代間の負担公平性がますます意識されるべき」との発言があり、健康福祉課長は、その認識に応える施策を展開していく方針を述べた。これにより、地域社会の福祉向上が期待される。
議会では、以上の各議題について慎重な議論が交わされ、今後の川島町の発展を見据えた具体的な施策が求められる結果となった。