令和4年3月2日、川島町で第1回定例会が開催された。会議では、町長の飯島和夫氏が施政方針を述べ、行政運営の重要案件について審議を依頼した。
施政方針を通じて、飯島町長は新型コロナウイルス感染症への対応を強調した。特に、オミクロン株の急拡大を受け、町民の理解と協力への感謝を述べた。ワクチン接種の進捗状況が共有され、約4,000人が接種を完了していることが報告された。
さらに、昨年東京オリンピック・パラリンピック、そして北京冬季オリンピックにおける選手達の活躍が町民に感動を与えたことに触れた。飯島町長は、今後も町の発展に向けて定住促進や安全安心な地域づくりを進めると述べた。
続いて、諸般の報告として、特別委員会からの報告や、サポート活動についても議論された。主に、行政視察報告が呈示され、地域資源の活性化や都市間連携の重要性が語られた。特に地域商社「さまちか」の設立が強調され、地元産品の販路拡大に向けた覚悟が示された。
議案の中では、コロナ禍の影響を受けた各公共事業の進捗や、一般会計補正予算が数件提案された。特に注目されたのは、地域産業の振興と子育て支援に関連する予算である。子育て支援に関しては、医療費支給の拡大が計画されており、対象年齢の引き上げが図られる見込みだ。
また、新規就農支援に関する議案も決議され、新たな農業の担い手の育成に向けた施策が議論された。農業を核とした地域振興が進む中、行政としてのサポートの強化が必要とされている。
最後に、議会は今後の議事日程や、次回定例会の開催について確認し、会を散会した。全体を通じて、町の持続可能な成長に向けて、多様な施策が審議される意義深い会議となった。