令和2年第2回川島町議会臨時会が開催され、複数の重要議案が審議された。
この臨時会では、新型コロナウイルス感染症に対する緊急経済対策が中心テーマとなった。飯島和夫町長は、特別定額給付金事業やマスク配布に係る補正予算の審議を求めた。特に新型コロナウイルスの影響で町民生活が一変している状況において、万全の準備を進めるとの意向を示した。
総じて、今回の臨時会では、川島町税条例等の一部を改正する条例、国民健康保険税条例、介護保険条例など数件の条例改正が提案され、それぞれ議会の承認を得た。
町長は特別定額給付金として、1人当たり10万円を支給する方針を強調した。支給に向けて円滑な準備を整えるため、申請書が5月20日頃に全世帯に配布される予定であることが発表された。加えて、町は独自にマスクの購入費を含む補正予算も策定し、町民にスムーズに配布できるよう努める方針である。
また、議案第25号では川島町国民健康保険税条例の一部改正が確認され、限度額引き上げなどの詳細については、片岡信行税務課長が説明した。渋谷幸司議員からの質問に対し、既存の制度と新たな改正の影響について丁寧に回答した。
さらに、議案第30号の介護保険条例に関しても、他の議案と同様に問題なく承認された。今後の議会運営にあたって、感染症対策が引き続き重点的に取り組まれることが期待される。町長は、町民の命と生活を守るため、防疫策を万全にしていくと述べた。
最後に、会議は全ての議案が可決されたことを受け、爲水順二議長により閉会が宣言された。