令和5年9月6日に開催された川島町議会第4回定例会では、幅広い議題が討議された。
最初に、道祖土証議長が出席議員数を確認し、定足数が達成されたことを受け会議を開会した。続いて、行政報告が行われ、飯島和夫町長が最近の町政の進展を振り返り、観光PRやデジタルトランスフォーメーションについて詳細を説明した。
町長は、東京都庁での町内物産品販売の成功を伝え、デジタル技術の導入による行政サービスの改善に向けた取り組みについて強調した。特に、デジタルデバイド解消のために開催したスマホ教室には16名の参加者があり、次回の開催も予定されているという。
さらに、防災に関する活動として、洪水および地震ハザードマップの説明会が行われたことや、地域における防災意識向上のための訓練が重要であるとの認識を示した。記者会見では、町内での災害時対応へのさらなる訓練が計画されている旨も述べられた。
他にも、町の政策として、東京テラモーターズと協定を結び、公共施設に電気自動車用充電器の設置を行う計画も発表された。
また、議案の懸案としては、川島町立小中学校設置条例の一部改正が注目されており、仮称の学校名称がつばさ小学校に変更されることについて、議員からの質疑応答があるなど議論が交わされた。さらに、健全化判断比率や水道事業会計の補正予算についても報告があり、今後の行政の透明性向上が求められている。
討議終了後、道祖土証議長は次回の本会議日程を確認し、議事を終了した。全体を通じて、町の持続可能な発展や住民生活の向上に向けた熱心な議論が展開された。