第4回川島町議会定例会が令和4年9月13日に開かれ、町の農業と文化についての重要な議題が話し合われた。
町長の飯島和夫氏は、川島町の農業の現状を説明し、特に水田農業における高齢化の進行や経済的な困難を指摘した。具体的には、担い手の減少、米の消費量の減少が影響を及ぼしていると述べた。今後は、農地の集約化や新規就農者への支援を強化する方針を示し、次世代型農業の推進に努めるとした。
また、用水・排水路の維持管理についても言及し、農業用水路は地域における重要なインフラであり、町と土地改良区が協力して適切な維持管理を行っていく必要があると強調した。特に高齢化に伴う農業従事者の減少に対して、草刈りや除草作業が困難な状況が続いていることが問題視され、町の対応策として、草刈りの補助や地域の協力を促進することが重要とされた。
さらに、郷土芸能についても重要なテーマとして取り上げられた。小高春雄議員が、地域の郷土芸能活動を支援すべきとの意見を述べ、町長もその重要性に同意した。町内での郷土芸能活動は多岐にわたり、文化の継承や地域コミュニティの強化に寄与しているとした。町長は、郷土芸能保存のための補助金交付要綱を見直し、さらなる支援体制の強化を検討する意向を示した。
議題には、安藤川に関連する内水対策も含まれ、降雨時の流下能力や排水機場の機能についても詳細な報告がなされた。特に、台風や大雨の際には、地域の水利関係者が連携し、適切な水管理を行う必要があるとの見解が示された。