令和2年第3回川島町議会定例会が6月17日に開かれ、主要議案が審査された。
会議は加藤進議員の議長により、全員出席のもとで始まった。詳細な議題には川島町税条例の改正や国民健康保険税条例の一部改正が含まれていた。
初めに、川島町税条例について小峯松治総務経済建設常任委員長が報告した。たばこ税の課税方式変更に関する質疑があり、税収への影響が懸念されている。特に、法人税の減収についても話題となり、町への影響は未だ不明とのことだが、国の対応に注目が集まっている。なお、現時点でたばこ税が約1億7,000万円計上されているとのこと。
次に、国民健康保険税条例についても審査が行われ、特に質疑なく原案通り可決された。近年の生活様式の変化から、町民の関心が高まりつつある。これに関連して、今後の広報活動が重要であるとの意見も出た。
続いて、埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についても審議の対象になり、これも特に異論なく可決に至った。
さらに請願第1号の審査が行われ、大里比企広域農道の路盤強化に関する請願が採択されることとなった。この請願では、農道の交通量増加による騒音や振動が問題視され、地域住民の生活に対する影響が強調された。議論の中では、道路を根本的に修繕することの難しさや、即時の対策について懸念が示された。地方自治体の負担軽減のため、広域的な協議の実施が求められている。
この他にも議員派遣や議会運営委員会の継続調査についても決議が行われ、全体として活発な議論が展開された。最後に、飯島和夫町長が議会の無事終了に感謝の意を表し、さらなるコロナ対策や準備について触れた。議会は円滑に進行し、午前10時04分に閉会した。