川島町議会は令和4年9月2日に定例会を開き、複数の議案を審議した。特に、令和3年度一般会計歳入歳出決算認定が主な議題として取り上げられた。
一般会計では、歳入総額が85億5,676万円、歳出総額が79億1,963万円に達し、最終的な黒字実績が示された。歳入においては、町民税や固定資産税の減少が見られたが、地方交付税が増加することで、財政の安定が図られたと報告された。
特別会計についても同様に審議が行われ、国民健康保険特別会計では歳入24億2,548万円、歳出23億204万円となり、黒字となった。さらに、介護保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計も順調に推移していることが確認された。全体として、地方財政の透明性や健全化に向けた取り組みが求められた。
会議では、議員から次なる質問が寄せられた。例えば、一般会計での歳出について田中宏税務課長が「歳出のうち義務的経費の割合が41.3%に達し、特に扶助費が32.1%も増加した」と説明した。また、議員からは「子育て支援センターの設置の必要性」についても言及され、島村明子子育て支援課長が「今後の整備を進める意向を示した」と述べた。
一方、カーフェスティバルに関し、今年度は10月23日に開催予定であることが示された。昨年度の成功を受け、参加者を350台に見込んでいるとのことだ。地域の賑わいを促進するための施策として期待がかかる。
議事の最後には、全議案が承認され、町の財政運営や地域活性化施策に向けた協議が行われた。地方創生に向けた新たな挑戦が、今後の川島町にさらなる発展をもたらすことが期待されている。