令和元年9月の羽生市議会において、教育、文化、人口減少など多様なテーマが取り上げられた。
まず、英語教育についての質疑が行われた。峯嵜貴生議員は、今後の学習指導要領改訂に関連し、小学校での英語教育がどのように進められるかについて質問した。その結果、小学校の英語教育が拡充され、4技能を養うカリキュラムが必要とされていると、川島規行学校教育部長が回答した。さらに全国学力調査の結果も踏まえ、基礎的な英語力向上に向けた取り組みが求められる。
次に、ムクドリの影響についての議論も行われ、市内でのムクドリ被害の現状と対策が取り上げられた。立花孝夫経済環境部長は、様々な対策を練り、中にはフクロウの模型や磁石の設置が含まれていると説明したが、根本的な解決には至っていないとの指摘もあった。議員は、この課題に対する早急な対策を求めた。
また、自主防災組織についても整理が提案された。斉藤隆議員は、地域防災の効果的な施策を進めるため、自主防災組織の機能を強化する必要があるとし、甲山浩総務部長がその重要性を強調した。
文化芸術の振興については、斉藤隆議員が市の文化芸術推進基本計画の策定状況について質問したところ、寺崎和代生涯学習部長が、すでに検討委員会が設立されており、計画の素案が作成中であると述べた。
人口減少については、保泉和正議員が具体的な統計データを基にして、今後の施策や歳入についての認識を求めた。宇都木一男企画財務部長は、羽生市の生産年齢人口が減少する中で、企業誘致の推進や市民税以外の収入確保が急務であると答えた。
最後に、丑久保恒行議員の許可申請を経て、内水害対策についての問題が議論された。阿部幸夫まちづくり部長は、市内調整池の容量や水害対策について説明し、地域の雨水処理施設が適切に設置されていると報告した。今後、これらの課題に対処するための施策が求められる。