令和元年6月、羽生市議会では、紫外線対策や投票立会人、国土強靭化地域計画、読書活動、防災無線、そして不登校問題に関する一般質問が行われた。この中で特に、児童・生徒の紫外線対策が大きな関心を集めた。
中島直樹議員は、子供たちが将来健康に成長するための紫外線対策が必要であると強調した。彼は、「気象庁のデータによると、1990年から2015年の25年間で紫外線量が微増しており、対策が急務である」と指摘した。また、千葉市の事例を挙げ、「日焼け止めの持参と使用を柔軟に進めるべきだ」と述べた。これに対し、川島規行学校教育部長は、「現状、羽生市教育委員会は紫外線環境保健マニュアル2015を参考に、各学校に周知を図っているが、日焼け止めの具体的制度については通知を出していない」とし、今後の改善を約束した。
続いて、斉藤隆議員が、投票立会人の一般公募について質問。彼は「選挙投票所での立会人を市民から公募するべき」と提唱した。選挙管理委員会書記長は、「現在、各投票所の立会人は市職員から推薦を受けて選任している」と述べ、公募の拡大についても検討していく方針を示した。
さらに、子ども読書活動について、斉藤議員は、「読書環境が子供の成長に重要である」とし、計画の強化を求めた。生涯学習部長は読書の重要性を認め、具体的な施策の充実に努めると述べた。