令和元年6月定例羽生市議会が開催された。主な議題として、委員長からの報告や議案に対する質疑、討論が行われた。
まず、議案第37号から第45号までの9議案が協議され、うち4件の議案に関して、峯嵜貴生総務文教委員長が審査報告した。議案第37号の令和元年度羽生市一般会計補正予算(第2号)については、補正の理由や具体的な内容が質疑され、賛成全員で原案通り可決された。特に、県知事選挙に関連する期日前投票所に関する予算説明がなされ、市民サービス向上への期待が寄せられた。
続いて、松本敏夫都市民生委員長による報告も行われた。議案第38号の介護保険特別会計補正予算に関する質疑では、介護人材の処遇改善について国の試算が紹介され、月額8万円程度の改善が期待されると説明があった。これに対しても、賛成全員にて原案通り可決された。
さらに、指定管理者制度の導入に関する議案第40号について、指定管理者制度によってサービス向上を図ることが強調された。これに対し一部議員から経費削減効果の不明確さを指摘される討論があったが、最終的には賛成多数で可決された。その他、特別職の職員報酬や公共下水道条例など、重要な議案が円滑に進行した。
会議終了後、河田晃明市長が感謝の意を表し、選挙情勢についても触れた。特に、県知事選挙や国政における羽生市の立ち位置についての考えを述べ、議員との連携を強調した。市長による挨拶で、議会の成果に対する肯定的な評価も伺えた。