令和4年6月の羽生市議会は、様々な議題を通じて地域の課題解決に向けた議論を行った。特に、投票率の向上に関する取り組みが注目を集めた。
斉藤万紀子議員は、最近の市長選挙において過去最低となった47.7%の投票率について市の問題意識を問うた。議員は「政治参加の重要性を伝えるため、積極的な啓発が必要である」と強調した。
また、投票しやすい環境整備についても質問があり、特に共通投票所の設置を要望した。市選挙管理委員会の小林良一委員長は、「これまでの調査から、多様な施策が必要であることを認識している」と述べた。投票所のバリアフリー化も課題として取り上げられた。
続いて、羽生市におけるICT教育の現状が議論された。斉藤議員は、生徒用学習パソコンの活用状況や課題を質問し、教育部長の細村一彦氏は「すべての小・中学校で100%端末が活用されている」と報告した。しかし、視力や健康面への影響についても懸念の声が上がった。