令和元年9月定例羽生市議会が開催され、議案の審査結果が報告されました。
主な議題には、平成30年度羽生市一般会計歳入歳出決算や副市長の選任などが含まれています。
特に一般会計決算に関する議案第46号については、多くの質疑が行われました。総務文教委員長の峯嵜貴生氏が審査経過について報告し、議案は賛成多数で認定されました。また、歳入については、市税の収入増により地方交付税が減額されたことが指摘されています。
討論では、柳沢暁議員が反対意見を述べました。個人市民税の滞納額が5,322万円、滞納件数は845件に達しており、財政状況の厳しさを訴えました。近年の施策として、部落解放運動団体への補助金が継続されている点や、随意契約の存在が批判されました。
その後、採決では賛成多数で認定され、他の議案についても同様に決定されました。市長の河田晃明氏は、災害対策が市民の生命と財産を守るために重要であると強調しました。また、台風による被害が少なかったことについて市民に感謝の意を表し、今後の施策に尽力する姿勢を示しました。
副市長として再任される三枝孝之氏は、体調不良による療養中ですが、任務に全力を尽くす意向を示しています。議会内での彼の役割については、議員からの質疑もあり、その判断能力や市民への説明責任についての懸念が寄せられました。
全体として、羽生市議会は各議案を認定し、将来の市政運営に向けた姿勢を再確認する内容となりました。