令和5年第1回臨時羽生市議会が5月17日、開会した。重要な司会役となる議長、副議長が選出され、新たな議会運営が始まることとなった。
初めに、議長の選挙が行われ、松本敏夫議員が7票を得て当選した。議長特有の重責を担うビジョンを「市政の発展と市民の繁栄を目指す」と述べた。
続いて、副議長には中島直樹議員が選出された。彼も市政発展に寄与する意向を示し、職務への熱意を語った。議会の新体制が期待される。
次の議題では埼玉県都市ボートレース企業団議会議員の補欠選挙が行われ、議長の松本敏夫議員の指名によって手続きを進めた。同様に加須市・羽生市水防事務組合議会議員と行田羽生資源環境組合議会議員の選挙も実施された。
また、議会は議長が選任された後、専決処分の承認等についても同意を求め、令和5年度羽生市一般会計補正予算の議案も提示された。特に、新型コロナウイルスワクチン接種に関連する件が取り上げられ、接種人数の根拠が質問された。市民福祉部長の塚本恵氏は、重症化リスクのある方々の接種率を考慮した算定根拠を説明し、適切な広報手段を確保していることを強調した。
議会の終盤では、議第5号議案が提案され、増田敏雄議員に対する問責決議が行われた。彼自身は「軽率な行動で迷惑をかけた」と謝罪し、自身の立場を反省した。また、臨時会を通じて新アイデアが導入され、今後の議会運営がより円滑に進むことが期待される。最後に、市長の河田晃明氏が新たに選出された議会メンバーに邁進を期待し、議会の閉会を宣言した。市民との信頼関係を築くため、今後とも誠実な日々を重ねることが重要であろう。