令和2年6月19日、羽生市議会の定例会が開かれた。議題の中心であった議案の審査と討論が行われ、重要な決定がなされた。
議会はまず、総務文教委員会及び都市民生委員会からの審査報告を受けた。特に新型コロナウイルス感染症対策に関連する「羽生市一般会計補正予算(第3号)」が多くの関心を引いた。総務文教委員長の峯嵜貴生氏は、「新型コロナウイルス感染症対策として、寄附金の使途が多様化することが重要」と述べた。
提案された補正予算には、プレミアム付商品券事業が含まれている。この事業に対する賛否が分かれる中、柳沢暁議員が反対意見を示した。「事業者への直接支援が最優先であり、プレミアム付商品券は経済的な緊急性に欠ける」と指摘した。これに対し、中島直樹議員は「市民の経済支援が必要だが、教育費も重要である」と反論した。
続いて、議案の採決が行われ、議案第37号から第41号までの全てが可決された。特に、議案第44号においては、ひとり親世帯への臨時特別給付金に関する詳細が説明され、今後の対応が急務であることが強調された。市民福祉部長の飯塚丈記氏は、このプログラムの実施に向けたスケジュールを示し、給付金支給に向けて迅速に動いていく旨を伝えた。
議会終了後、市長の河田晃明市長は感謝の意を表し、今後の感染症対策に対する予算執行の重要性を訴えた。議議員たちの協力の下、新型コロナウイルスの影響を受けた市民生活の安定に向けた取り組みを進める旨を約束した。