令和4年6月定例羽生市議会が行われた。議会では主に総務文教委員会と都市民生委員会から提出された議案が審議された。
まず、議案第33号の羽生市一般会計補正予算が取り上げられた。峯嵜貴生総務文教委員長は、農業委員会にタブレット端末を導入する計画について説明した。これにより情報収集の効率化が図られる。農業パトロール業務の時間や労力が大幅に削減されるとのことだ。さらに、施設園芸農家への燃料高騰対策も効果が期待されている。
次に、議案第35号では、羽生市税条例の一部改正について説明があった。個人住民税の住宅ローン控除の適用期間延長に関連し、令和4年度の適用者は1,339人、控除額は6,069万8,000円となる見込みだ。税務課長がその必要性について語った。これに続く採決では、すべての議案が賛成で可決される結果となった。
また、議第2号議案に関しては、政務活動費の交付に関する条例の改正が提案された。この改正により、支出内容が透明化され、市民への説明責任をより明確にすることが目的とされている。議会では質疑がなく、議案は速やかに承認された。
最後に、加須市・羽生市水防事務組合議会の補欠選挙が行われ、大谷靖氏が議員に指名されたことが決定した。河田晃明市長は議会の終了に当たり、市民生活を守る努力を続ける旨を述べ、閉会の挨拶を行った。今後の市政においてさらなる発展が期待されている。