令和3年第3回朝霞市議会定例会が行われた。
議会では、議長報告や市長報告が行われたほか、様々な議案が提出されている。本定例会では、会期が29日間に決定したことがまず強調された。
特に注目されるのは、職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正についてだ。市長の富岡勝則氏は、この改正の目的として職員の健康維持や家庭生活の充実を挙げ、夏季に取得可能な特別休暇の期間を拡大することを提案した。しかし、黒川滋議員はその必要性に疑問を呈し、理想的な取得状況を問うとともに、職員団体の意見が反映されたかを確認した。
総務部長の須田祥子氏は、職員の業務の繁忙期に合わせて特別休暇が設けられた背景を説明し、実際の取得状況も踏まえて議論を進めた。議会内では多くの議員が、この改正が職員の労働条件に与える影響について活発に意見を交わした。
そのほか、提出された議案は、令和3年度の一般会計補正予算や国民健康保険、介護保険の特別会計補正予算を含むものであり、今後の審議が注目される。特に、朝霞市の歳入歳出決算に関する資料も提出され、602億円を超える歳入が確保されたことが報告された。
議場では、議員からの質疑もあり、市長は今後も市政運営に関して慎重に考慮していく姿勢を見せた。議案に対する質疑は、次回9月14日から行われる予定で、引き続き真剣な議論が続くことが期待される。