令和元年第2回朝霞市議会定例会が開会した。
議議題の一つとして、会期が29日間と決定された。この定例会では、主に富岡勝則市長による市長報告が行われ、重要な議案が数件提出された。
富岡市長は、今回提出する議案は30件以上になっており、全体の歳入が430億円を超える見込みであると説明した。歳入の主要なところでは、市税が52.3%を占め、また地方交付税や国庫支出金も大きな役割を果たすことが報告された。市長は特に各部門の健全な運営を支える内訳が明確であることを指摘し、今後も透明性をもって運営していく意向を示した。
今回の議題の中でも注目されるのが、「令和元年度朝霞市一般会計補正予算(第2号)」であり、これに関しては選挙執行費として4,544万円の増額が提案された。合わせて、黒川滋議員から選挙管理委員会への協力依頼があり、選挙に関わる市民の動きについても説明が求められた。
選挙管理委員会の渡辺淳史事務局長は、「国からの算定基準に基づき費用を確定している」と説明し、投票用紙交付機の購入が老朽化によるものと述べた。これに対して、議員からは今後の選挙活動への準備状況や市民への周知事項について確認が行われた。
また、議案第19号は全会一致で可決されたことが報告され、補正予算が議会の正式な承認を得た。
更に、介護保険特別会計や国民健康保険特別会計に関する補正予算も提案され、これに関しても審議が始まることが期待される。市長は、これらの議案が市民の生活に直接かかわる内容であるため、慎重に審議を進めるよう要請した。
最後に、次回の本会議は9月5日午前9時から行われることが決まった。議会運営委員会からは提出議案に対する質疑の通告について案内が出されており、議員の関与も引き続き求められている。富岡市長及び議会の運営については、市民の声を反映した透明性のある運営が望まれるとの声が多く寄せられている。