令和2年第3回朝霞市議会定例会が31日に開会した。
議会は、最初に会議録署名議員を指名し、次いで会期について決定を行った。会期は、29日間に設定された。
石原茂議長は、諸報告として6月以降の各議案の審議内容を報告した。議長報告によると、7月9日に行われた朝霞地区一部事務組合議会で5件の議案が審議された。また、令和元年度決算に基づく健全化判断比率と資金不足比率も併せて報告され、資料が配布された。
市長の富岡勝則氏が挨拶を行った際、提出した議案には、議案第46号から第64号までの19件が含まれることを強調した。特に令和元年度の決算報告について、世帯数が1万7,017世帯、被保険者数が2万4,995人であり、前年度と比較して若干の減少が見られた。財政的な健康を維持するため、問題意識を持続して業務に当たる必要性を訴えた。
市長はさらに、地域の福祉向上についても報告を行い、特別定額給付金の申請状況について説明した。
8月26日現在、申請件数は67,438件に及び、申請率は99.13%と非常に高い数字であることを示した。
福祉部の施策として、特に子どもへの支援や感染症対策に取り組む姿勢を示し、新型コロナウイルスへの対応を強調した。教育面でも、新たに小中学校にIT機器を導入する計画についても言及された。市民の意見反映が必要であると強調した。
また、都市建設部長の報告により、朝霞の森の利用状況やバス路線の存続についても言及され、住民への影響が軽微であることが確認された。路線バスの運行継続を求める要望書が提出され、関係者の努力への感謝が伝えられた。市議会では、これらの議案を慎重に検討する姿勢が求められており、次回の質疑へと続く予定である。