令和2年6月、朝霞市議会第2回定例会が開催された。
議会では、議長の石原茂氏が開会を宣言し、定例会の開始を告げた。
今回の会議では、会期の決定や市長提出議案の一括上程が主要な議題に上られた。
議長はまず、会議録の署名議員を指名した。かしわや勝幸議員、須田義博議員、石川啓子議員がそれに選ばれた。会期については、6月5日から26日までの22日間とすることに異議がなかったことが報告された。
次に、石原議長が議長報告を行った。その中で、埼玉県内の他の議会での議案審議の進展や役員改選について報告した。特に、埼玉県都市競艇組合や朝霞地区一部事務組合に関する議会で何件かの重要な議案が審議されたことを明らかにした。
富岡勝則市長は、議案第28号から議案第44号までを提案し、それについての説明を行った。議案では、特に新型コロナウイルス対策に関する補正予算案が目を引く内容であった。市長は、「この補正予算により、市民の安全を守るための施策を実施する」と強調した。
市長の報告では、特に災害時の情報提供について言及があった。ヤフー株式会社との協定を結び、災害情報の迅速な発信を確保することが明らかにされ、その意義が説明された。
また、補正予算の内訳としては、新型コロナウイルス感染症に伴う給付金支給に関する経費などが含まれ、特に、市民に向けた生活支援の必要性が突出して強調された。市長は、このような危機的な状況下で、特に低所得者への支援策が求められるとの認識を示した。
終了にあたって、議長は来る定例会の質疑や事務局への提出が必要な通告書について注意を促した。これにより、議会運営の円滑さが確保される。次回の議会は、6月11日午前9時から開催される予定である。