令和3年12月29日に行われた朝霞市議会定例会では、3つの重要な議案が提出された。特に注目されたのは、「令和3年度朝霞市一般会計補正予算(第6号)」である。
本議案の提案した富岡勝則市長は、議案の内容を説明し、予算が9億5,606万4,000円の増額であることを示した。これにより、累計額は495億2,013万6,000円に達するという。特に、国庫支出金として新たに子育て世帯への臨時特別給付金事業費補助金が計上されることを強調した。
補正予算に関する質疑では、外山まき議員が、給付金支給に関して具体的な実施方法について確認した。その中で、対象者の周知方法や申請手続きの透明性が求められた。また、議案に対する市議会内での意見も相次ぎ、特に補正予算の適切な使い道についての関心が高まった。議論の中で、特別支援が必要な世帯への具体的な配慮が求められた。
これに関連して、議長は、今後クーポンか現金支給かを決定する必要があるとし、国からの正式な通知を待つ状況であることを伝えた。これに対し議員たちは、迅速な対応が必要であると意見を出し合った。市長は、できるだけ早く支給を行えるよう事務手続きのスムーズな進行を約束した。
他の議案についても市長や副市長らが詳細に説明し、議員からの質問に答える場面が見受けられた。これらの議案はすべて、地域住民の生活向上に寄与するものである。結果として、議案第64号「市長及び副市長の給与等に関する条例」、第65号「朝霞市職員の給与に関する条例」、そして第89号「令和3年度朝霞市一般会計補正予算(第6号)」が可決され、予算措置が決定される見通しだ。