令和4年6月3日、朝霞市議会第2回定例会が開会した。
まず、獅子倉千代子議長が会議録署名議員として黒川滋議員、山下隆昭議員、小池貴訓議員を指名した。続いて、会期について議長は、本日の会議から6月24日までの22日間の会期を決定すると述べた。これに対し、議会内から「異議なし」との声があり、会期が公式に決まった。
次に、獅子倉議長は諸報告を行った。議長は、3月以降の重要事項について報告した。特に、朝霞地区一部事務組合議会や埼玉県市議会議長会などの議事内容を詳細に説明した。これらの報告に対しては議員からの特別な意見は出なかった。
その後、富岡勝則市長が議案の提出について説明した。市長は、議案第53号から第60号までの8つの議案を一括上程すると述べ、各議案の重要なポイントを説明した。特に、令和4年度一般会計補正予算(第1号)については、歳入歳出の増額が約6億9千万円に達する旨を強調した。これにより、議会は市民向けの施策を安定的に推進できる見通しとなる。
市長はまた、専決処分に関する承認を求める議案についても説明した。この中には、固定資産税に関連する規定の変更や、都市計画税に関する調整措置が盛り込まれており、土地への負担軽減が狙いである。特に、商業地においては評価額の上昇幅を2.5%に制限する法案が提案されている。
さらに、福祉に関する議案は、重度心身障害者医療費の支給に関連する改正などがあり、市が提供するサービスの充実を図るものである。市長はこれらの議案が市民福祉の向上に寄与することを確認した。
市長からの詳しい報告が終わると、議長は質疑の通告について言及し、今後の議会では質疑が行われることを示唆した。また、質疑通告書の締切も明確にした。議会はその後、全ての日程に終了し、次回は6月9日の本会議において質疑が行われる予定である。