令和3年第4回朝霞市議会定例会が開催され、さまざまな議題が討議された。
その中でも特に注目されたのは、HPVワクチン予防接種についての取り組みだ。厚生労働省が2021年11月26日に通知した内容を受け、朝霞市では小学6年生から高校1年生相当の女子への個別通知を行う予定である。このワクチン接種は子宮頸がん予防に不可欠であり、積極的勧奨が復活することによって、接種機会を逃していた子どもたちへのサポートが期待できる。市は早急に情報提供を進める考えだ。
次に不登校対策におけるオンライン授業の活用も話題となった。市内全校でオンライン授業を行う体制が整備されており、児童や生徒が新型コロナウイルスの影響で長期欠席した際にも授業参加が可能になった。教員からのフィードバックも受けて、今後もこの取り組みを進め、オンライン授業を受けることで教室に戻る手助けをする意向が示された。
8050問題として、ひきこもりや高齢者の支援も重要な課題だ。市の福祉部門は、ひきこもり地域支援センターの設置を視野に入れ、相談者が孤立しないための支援策を講じる必要性があるとのこと。また、地域での声掛けや交流を促進することで、支援を必要とする方々との繋がりを持ちやすくする取り組みが求められている。
最後に、朝霞浄水場脇の2113号線の交通安全対策についても焦点が当てられた。市は、交通安全のために様々な対策が必要であると認識し、路面標示や定期的な啓発活動を進め、歩行者の安全を守るための努力を続けることを約束した。警察との連携も強化し、信号のない横断歩道での交通事故防止策を講じる方針も示された。