令和2年12月15日、朝霞市議会は令和2年第4回定例会を開催した。
議題には,令和2年補正予算(第5号)や少人数学級の請願などが上程された。
特に、少人数学級を巡る議論が活発に行われた。教育環境常任委員会の遠藤光博委員長は、コロナ禍で40人学級では安全が保障できないとして、少人数学級の必要性を訴えた。
これに対して利根川仁志議員は、現状の課題や教室不足を指摘し、少人数学級の実施が実情に照らして難しいことを強調した。これに対し、賛成派は少人数の状況での教育効果を訴える一方、賛成の立場から改正の必要性が挙げられた。
次に、議案第65号の一般会計補正予算に関しては、仕事と育児の両立支援や緊急のコロナ対策としての必要な経費が計上され、賛成多数により可決された。
議会ではこのように、現状の教育条件、国からの助成金の状況、財源確保の課題など、少人数学級への道筋が模索された。
また、議員提出の性犯罪・性暴力への対策を強化する意見書が原案通り可決され、今後の法改正に向けたさらなる取り組みが求められる。議長を務める石原茂氏は、議員に協力を促し、課題への真摯な対応を強調した。