令和元年12月26日、朝霞市議会の第3回定例会が開かれ、一般質問が行われた。議員たちは、現在の市民生活に直結するさまざまな課題について、市長や部長たちに意見をぶつけ、市政の方向性を確認した。
初めに、福川鷹子議員は二つの重要なテーマについて質問を行った。ひとつ目は「災害ボランティア活動に補助金を」という提言である。昨今の大規模災害の頻発に伴い、被害者の早期復旧にはボランティアが不可欠との認識を示し、市民がボランティアに参加する際に瞬時に費用の一部を補助する仕組みの必要性を訴えた。これに対して、村山雅一危機管理監は、市民のボランティア活動を支援する補助の必要性は認識しているものの、ボランティア本来の趣旨とのバランスを取る必要があると述べ、今後の調査研究を約束した。
二つ目の質問では、SNSやインターネット犯罪から児童・生徒を守るための取り組みについて具体的な実態を明らかにした。福川議員は、朝霞市では小中学生のスマートフォン使用率が高く、リアルな事例の報告があったことを受けて、教育長に現状と今後の対策を求めた。二見隆久学校教育部長は、児童などのトラブルが複数件発生している旨を認め、教育長が発信した緊急メッセージの配布や家庭での再確認が重要であると答えた。
また、田原亮議員は、ペットの同行避難についても触れ、現状の伴う課題の解決のために、ペット受け入れスペースの充実や周知の徹底を求めた。市の福祉部門は、ペットとの同行避難について今後、さらなる調査研究を企画の連携を図りながら進めていく意向について述べた。ペット避難については、一般市民の意識改革にも努め、都市でのペットとの共生を実現していくことが迫られている。
市では、一般質問の多くが地域の安全や福祉にかかわる内容で蜘蛛の巣状のつながりが形成され、全体的に教育や環境整備への注目が高まっていることが確認された。特に、地域 amenitiesの観点から、住民が様々な問題を共有し解決策を見出す枠組みが必要と認識されている。これは市内でのイベントの企画や市民参加型の取り組みの増加につながるもので、市は今後もさらなる努力を重ねていく方針である。各議員は、選挙後の市政においても、いま一度市民と行政が手を取り合い、さまざまな問題に取り組んでいくことの重要性を強調している。
なお、一般質問は引き続き、朝霞市の持続可能な発展するための施策について多岐にわたって行われる予定である。今後、議員たちが求める具体的な施策が実現に向けて動くことが期待されている。