令和6年3月22日、四條畷市議会では令和6年度予算案を中心に議論が行われ、特に一般会計予算が241億5010万円に上る見込みであることが説明された。これは前年度に対して3.9%の増加であり、大きな目玉となるのは、教育費が対前年比30.8%増となる点である。
予算決算常任委員会の渡辺裕議員が報告した内容によると、介護保険特別会計予算は102億3901万3000円、下水道事業会計予算は10億280万円である。いずれも審査を経て可決される見込みとなっている。
特に教育費に関連して、学校給食の質に対する懸念が上がっており、物価高騰に対してどのように食材を調達し、質を維持するのかという視点が議員間で共有された。昨年からの給食費維持が果たされているものの、今後の見通しは楽観できないという意見も多い。これによると、食材の見直しが必要であり、特に米飯の食べ残しが年間約25トンに及ぶことが問題視される。
また、特に低所得現象の中、高齢者や子どもたちが安心して生活できる居場所の確保が求められており、地域でのボランティア活動や子育て支援の必要性が強調されている。このため、各部署が連携し、地域社会全体での支援体制向上が必要とされる。さらに、避難所における防災対策の重要性が再確認され、避難所の設置基準見直しや啓発活動の強化が求められる。また、災害時にペットを連れて避難する際の環境整備の必要性も強調された。特に、ペットを含む家族全員が安心して避難できる体制を整えることが重要である。
これらの議論の流れから、今後の施策に関して、より地域に根ざした具体的なプランが必要なことは明白であり、これを踏まえた形での行政運営が期待される。