令和元年9月17日、四條畷市役所にて開催された定例議会で、四條畷市の国民健康保険特別会計歳入歳出決算や下水道事業会計決算、一般会計補正予算に関する議案が審議された。
国民健康保険特別会計について、小原達朗予算決算常任委員会委員長は過去の決算報告をし、平成30年度の歳入済額が63億4815万4000円、支出済額が62億5754万4000円で91061万円の黒字決算であったと報告した。
しかし、議員は国保料の将来的な増加や構造的問題の解消が求められると述べ、委員会は黒字決算を認定することで一致した。ただし、高過ぎる保険料の負担について疑問の声も上がり、国への要望が続く一幕となった。
次に下水道事業会計では、営業収益の減少や法令に基づく業務の進行について報告がされた。市民からは管理運営を見直すべきとの意見も寄せられた。また、一般会計補正予算(第2号)では、追加補正として忍ケ丘小学校の大規模改修工事が提案され、工事内容や工程についても質疑が飛び交った。
一方、会計年度任用職員制度の導入に関する議案も審議され、行政効率化の観点から職員の柔軟な働き方が求められていることが強調された。議会内では、職員削減が影響しているとの意見があがり、勤務環境の整備が必要との指摘もあった。
今後、児童虐待防止対策の強化を求める意見書や信頼される政府統計を推進する意見書が採択され、市民全体の安全や公共サービスの信頼性向上が期待されている。特に、次世代を担う子供たちのために地域全体で支えあう体制づくりが求められているとの認識が広がっていた。全体を通じて、予算配分の適正化や施設再編にあたって、地域の声を反映することが必要であるとの意見も多く出された。