令和5年5月24日、四條畷市において第2回臨時議会が開催された。
この議会の主な議題は、令和5年度の一般会計補正予算に関するものであり、特に災害復旧や新型コロナウイルス感染症対策に関する措置が審議された。会議の冒頭、森本 勉議長は全議員の出席を確認し、開会を宣言。続いて、東 修平市長から挨拶が行われた。
財務部長の南森 淳一氏は、報告第1号として令和5年度一般会計補正予算(第2号)の内容を説明し、5月に発生した災害に対応するために2050万円の追加が必要となったことを強調した。この予算は、法面崩壊や道路陥没等に対する応急対策工事に充てられる。実施にあたり、議員からは費用の負担設定と今後の指導方針に関する質疑が行われた。特に柳生 駿祐議員は、前回の災害での指導を踏まえて新たな指導の必要性を指摘した。
続く議題では、令和5年度の一般会計補正予算(第3号)が議論された。この補正には、市民生活に直結する医療・福祉・衛生従事者への感謝金が含まれており、合計で1億7730万7000円が追加される。この提案に対して吉田 裕彦議員からは、支給対象者の人数や支給スケジュールに関する詳細な質問がなされ、阪本 律子健康福祉部長は5616人を想定し、7月の支給を目指すと述べた。特に、感謝金の支給は市内の医療従事者に対する感謝の意を表すものであり、その重要性が改めて認識された。
また、議会では物価高騰を受けた地方交付金の使い道についても触れられ、それぞれの事業者の実情に即した支援が求められた。
最終的に、補正予算は議員全員の賛成によって可決され、さらなる審議と施策の展開が期待される。今回の議会では、農業委員会委員の任命や公平委員会委員の選任も行われ、議事はスムーズに進行した。議長は、全員の協力に感謝し、会議を閉じることを告げた。今後、地域の安全や市民生活に寄与する施策の実施が求められる。