令和2年12月15日、四條畷市議会において定例議会が開催され、議員たちは重要なテーマについて議論を行った。
特に注目されたのは、給食費の公会計化についてである。教育部長の上井大介氏は、教育委員会の進捗状況を報告し、年内に様々な課題を解決するために鋭意努力中であると強調した。市長の東修平氏は、令和4年度の実施を目指すと明言したが、業務システム導入の経費がネックになる可能性に言及し、関係課と連携しながら進める意向を見せた。
次に、路上喫煙禁止の啓発活動では、市民生活部長の山本良弘氏が路上喫煙者の割合を減少させるための取り組みを説明した。条例制定に伴い、喫煙者数が減少した一方で、重点禁止区域外における喫煙対策の強化が必要であると認識を示した。また、看板の設置や多言語対応のチラシ作成を通じて、効果的な啓発を進めていく考えを述べた。
植栽や雑草の管理に関しても重要な議論が交わされた。都市整備部長の亀澤伸氏は、樹木管理マニュアルの作成進捗を報告し、この策定が市民との緑の共生に寄与することを期待していると発表した。その中で、古い施設の維持管理や雑草処理についての市民の苦情を受け、今後も職員とともに改善に取り組む姿勢を見せた。
さらに、市長がこの4年間で達成した成果の報告では、公共施設の維持管理の向上や新型コロナウイルス感染症への対策を含む数多くの施策が議題となった。特に、民間活力を導入し、情報発信を強化することによって子育て世代の増加につながったとして、多くの努力が実を結んでいることが示された。
こうした各議員の質疑や答弁を通じて、四條畷市の今後の施策や行政運営に対する期待が高まる一方、まだ解決すべき多くの課題も浮き彫りとなった。市民生活の向上と持続可能な町づくりに向けた議論は続く。