令和5年3月7日、四條畷市議会の定例議会が開催され、令和5年度の予算案が中心議題に挙がった。
議案第39号、令和5年度四條畷市一般会計予算では、子育て支援の充実や地域活性化に向けた取り組みが求められている。市長は、岡本市長は「子育て支援の拡充を図り、地域の魅力を創出する」と強調。その中で、学校給食費の無償化や、妊産婦の伴走型相談支援の拡充が進んでいることを述べた。
また、田原地域の活性化に関しては、公共空地の可能性調査を行い、市民ニーズに基づいた活用策を考える姿勢を示した。特に、下田原地域におけるほ場整備事業が進行中であり、農業振興を軸に地域を活性化させていく意向が示された。
議員からは、田原地域の商業支援について注目が集まる中、商業地の未活用を嘆く声が上がってきた。市長は「地域の経済状況を見極めながら対策を取っていく」と述べ、その重要性を認識していることが伝わった。
さらに、公共施設の整備についても説明があり、連携を強化し、地域と協議しながら進める考えが示された。特に、飯盛城跡の観光資源としての魅力を高めたい意向が感じられた。
この他、コロナ禍への対応として、感染症の影響を受けた市民生活をサポートするための施策や、国保料の見直しの必要性も提起された。市長は、基金の取り崩しを利用し、国保料の軽減に努める姿勢を表明。
また、議案第40号、国民健康保険特別会計予算においては、物価高騰を背景に制度の見直しが重要視されている。先行自治体の取り組みを参考にしながら、持続可能な健康保険を維持するための施策が求められている。