令和3年12月定例議会が四條畷市役所で開催され、様々な議題が取り上げられました。
自宅療養者への支援策について、東修平市長は、日用品や食料品を無償で提供する準備が進んでいると説明しました。
この施策は、感染拡大時に市民が安心して療養できる環境を整えるための重要な対策です。
特に、コロナウイルス感染症の影響で多くの市民が不安を抱えている中での新しい試みといえます。
次に、市道の通行止めについての質疑が行われました。南野5丁目の市道が通行止めとなったのは、道路沿いの家屋の屋根が落下する恐れがあるためで、対応が急務であることが確認されました。
具体的には、通行止めは令和3年8月下旬から行われており、早急な対策が必要です。
市は所有者と協議し、通行止め解除のための対応を検討中であることが報告されました。
続いて、前副市長の退任挨拶文が送られたことについて、送付時期に関する疑問が呈されました。
議員からは、挨拶文の内容や送付方法に対する改善点が指摘され、市が税金を使用している意識を再確認する必要があるとの意見がありました。
学校給食会における不正会計に関する質疑もあり、1450万円の横領問題は未解決であり、教育委員会が今後の行動計画について慎重な対応が求められました。
教育委員会の執行部は、不正があったかないかの検証を行う必要性を確認しましたが、具体的な進捗は得られませんでした。
飯盛城跡が国史跡に指定されたことに伴い、今後の観光施策に関連する質疑もあり、保護・活用の計画が進められるとのことです。市では、史跡に訪れる観光客を増やすための取り組みを強化し、四條畷市をアピールする必要があります。
全体を通じて、議員からの市民に寄り添った施策への期待が示され、行政にはスピーディーな対応が求められました。市民の生活向上は何より大切であり、各議員が強い思いを持って質問に臨んでいる様子が見て取れました。