令和元年10月29日、交野市議会では一般質問を通じて、公共交通と地域の議会、また健康寿命の延伸に関する重要な議題が討議された。まず、松村議員は公共交通について、特にゆうゆうバスの廃止に関する進捗状況を問うた。これに対し、奥野副市長は、ゆうゆうバスに代わる新たな外出支援施策の検討が進んでいることを強調し、地域自由交通を維持するための市の取り組みを説明した。
松村議員は、これまでの投票率の低下が地域の政治参加に与える影響について言及し、市民が議会をより身近に感じられるような施策、特に子ども議会の実施を訴えた。これに対し、教育長の北田氏は、議会見学などを通じて子どもたちが政治に参加する意義を強調し、教育機会の充実に向けた考えを示した。
また、片岡議員は健康寿命の延伸について質問し、交野市が進める介護予防策や元気アップ体操の成果について確認した。盛田福祉部長は、参加者が増加していることや、運動機能向上に寄与していると答えつつ、要介護認定者数の増加傾向を指摘し、さらなる取り組みの重要性を訴えた。市民にとっての健康寿命延伸を目指し、地域住民が主体となった活動が根付いていくことが期待される。
この会議では、交野市での健康や交通政策、地域への政治参加を促進する取り組みについての具体的な方向性が示され、市民に貢献するための方策が今後も模索されていくことが明らかになった。