令和3年3月5日、交野市で定例会が開催され、市のさまざまな問題が議論された。一つ目の議題は、コロナワクチン接種の流れに関するもので、黒田市長は、集団接種会場としてゆうゆうセンターを利用し、個別接種は指定の医療機関で行うとの意向を示した。
また、感染症の防止対策として、ワクチン接種に来られない高齢者へのサポートも重要視されている。距離のある高齢者が通うことができない場合、タクシー利用を支援するための施策を検討する必要があるとされ、近隣の市民の意見も聞いて、多角的に支援を行うべきだとの声が上がった。
二つ目のテーマは、生活保護制度の見直しであり、扶養照会の実施状況について議論された。交野市では昨年71件の申請があり、前年の56件から増加傾向にあるが、扶養照会による支援については不透明性が問題視されている。市としても扶養照会の義務があるかどうかの再検討が求められ、柔軟な対応の必要性が強調された。
最後に、一般質問においては放課後児童会の運営の民間委託について、多くの市民から疑問の声が上がった。特に、直営での運営がどれだけ良好であったかが重要視され、指導員の確保や人件費についての見直しが必要であると訴えた。