令和3年9月14日に行われた交野市定例会では、複数の重要な議案が審議され、その中でも新型コロナウイルス感染症対策と教育政策が特に注目を浴びた。
議案第51号は、星田駅前線道路新設改良工事に関する工事請負契約の締結議案が提起された。竹内一生都市計画部長は、工事の概要を説明し、延長220m、幅員16mの道路整備が必要と述べた。
また、岡田伴昌議員が倉治8丁目の大規模開発について質問。この地域は市街化調整区域であり、特定業者が条件を満たすことで開発を進めるという制度が適用されていると確認した。
次に、令和3年度交野市一般会計補正予算（第6号）では、新型コロナウイルス感染症自宅療養者支援事業を新設。川村明理事は30万円の報酬など546万円を計上し、食料品や日用品を自宅療養者に配布する方針を説明した。この施策により、感染拡大に対する地域支援体制を強化する狙いが示された。
さらに、教育については、久保田哲議員が学校図書館の活用や感染症対応について質問。足立多恵学校教育部長は、オンライン授業や学びあいサポーターの設置について説明。次に、教育環境のさらなる改善が求められる一方で、福祉施策としては、高齢者支援と感染対策が重要視されている。
議会では、すでに新たに提案された自宅療養者への支援が注目を集めており、地域コミュニティの重要性を再認識させる内容となった。特に、自宅療養者への食料品や日用品の配布は、今後の行政サービスの方向性を示唆している。