令和4年度交野市議会定例会が開かれ、市長の施政方針が表明された。特に、教育と福祉の分野における重要な取り組みが強調された。
黒田市長は、施政方針の中で、令和4年度の新型コロナウイルスワクチン接種の前倒しを進めるとともに、3回目接種の推進を図る方針を示した。市長は、「感染者が増加する中で、安心して接種を受けられる環境を整える」と述べた。
また、教育長の任命についての議案も審議された。北田教育長は、長期にわたる新型コロナウイルス対策の中で、子供たちの教育環境を維持するために尽力したと評価された。具体的には、タブレット端末の配布が全市児童に実施され、教育のデジタル化が進んでいる。
さらに、施設一体型小中一貫校の整備についても議論となった。議員の中からは、「子供たちの成長に応じた教育環境を整えることが重要」との意見が出た。具体的な展望として、小・中学校の統合に向けた取り組みが語られ、子育て支援の一環として「交野みらい小学校」の開校に期待が寄せられている。
一方、消防団員の定員や服務に関する改正議案も上程された。これにより、消防団員の報酬の引き上げや、新たな補償制度についても取り組まれることが示された。