交野市議会において、6月28日、令和元年第1回定例会が開かれた。
会議では、多数の堅実な議案が審議され、満場一致での採決が多く見られた。議案第25号の一般会計補正予算に関しては、事務局長の奥西隆氏が報告し、全員の賛同を得て承認される運びとなった。
また、議案第30号及び第31号においては公平委員会と固定資産評価審査委員会の委員の選任が満場で同意された。これらの議案はその重要性から、特に注目されていた。各議案が次々に本会議を通過する中、危機管理監の今西常治郎氏も意識を高め、意見交換が行われた。
議案第49号や第51号は交野市立図書館条例及び災害見舞金条例の一部改正に関するもので、それぞれ万全の準備のもと承認されたが、一方で議員提出の火葬料補助金交付条例案は否決となる。議論の中で、議員の間では財源の確保が強調され、具体的な提案が不足していたことが反対理由にされていた。
その後、意見書の提出に関する議題も挙がり、地方財政の充実及び児童虐待防止対策に関する意見書が賛成を得て提出されることとなった。議員の提案によるこれらの意見書は、政策に対する具体的なアプローチを示すものである点が評価された。
最後に、議長の友井健二氏が閉会の挨拶を行い、今後の市政についての取り組みを期待される言葉を残した。市長の黒田実氏も出席し、議会の審議が市政運営に反映されることを強調した。議員たちは来るべき課題に向けて、議会での意見交換を重視する姿勢を示した。